コロナが問題になってから、どうしても外出がはばかられるご時世になりました。
時にはアフタヌーンティーに出かけたいと思っても、気がひける思いです。
気がねなく美味しいものを楽しむために、家で食べようか、と我が家を見渡すと、、
雑然としたこの中では、どうにも気が進みません。
前々からぼんやりと考えていたリフォーム、この機会に本気で考えました。
リフォーム、決断した理由
振り返ると、夫の両親が建ててくれた、この住まい。
結婚した時は、築2年程度です。初めて伺った時には、新しくてきれいな家だと思いました。
夫の兄夫婦が同居するはずだったのに、なぜか私たちが両親と同居することになったのは結婚してから2年足らずのことでした。
以来、30年以上を過ごした住居です。
娘たちが生まれ、父の介護があり、母の介護があり。
家族が増え、家族が減り、そんな中で様々な物が住まいに残されました。
昔ながらの住居なので、物を置く場所があります。
片付け下手の私はつい、とりあえず置く。が習慣となり、一向に家が片付きません。
そんな部屋をみて、娘が何気なく言葉にしたのは
「この家には帰ってきたくない」
すでに一人暮らしをしている子供との何気ない会話でしたが、これは刺さりました。
毎日、眺めている部屋の光景に、忙しいから仕方がないと自分に言い訳を続けてきましたが、子供には相当ひどい有様と写っていたのでしょう。
何しろ、私たち夫婦が使っている寝室の押入れには、夫の母が買いためた布団が残っているし。両親の持ち物、いただきもの、食器、様々な物が処分できずに残っているのです。
独立した子供たちがアパートへ持っていけない物も実家である我が家に残っています。
いつかは、いつかは、と、先延ばしにしていましたが、もはや待ったなし。
不用品を処分する、そんな程度では片付けられないと感じていたので思い切ってリフォームしたい。子供の一言でキレイにリフォームしようと決心しました。
リフォームを考えて、やってみたこと
リフォームしよう、と子供も含めて決めたのが、2020年お正月。
おせちを食べながら、あーしたい、こーしたい、と盛り上がった勢いで、まず行ったのが住宅展示場。
お正月休みが多い中で、オープンしている展示場を子供と一緒に見学しました。
モデルルームはあまりにもキレイでピンとこないものの、住まいの情報が無料で聞くことができたのは参考になりました。
余計なものがない、すっきりとしたインテリア。使いやすそうなキッチン。広々としたバスルーム。こんな風に我が家も返信できるのかも。なんとなく気持ちが華やぎます。
お正月休みを終わり、子供たちが帰った後は、リフォームに関するサイトを確認しました。子供たちは、目ぼしい会社へ連絡し、カタログを取り寄せてくれました。
そもそも、築40年近い住宅をリフォームだけでいいものか、土台は大丈夫なのか。
いっそ建て替えの方がいいのかも。
工期や予算等、いろいろなことが気になります。
結局、子供がいろいろな方に相談した上で、建て替えではなく、当初の予定通りリフォームをすることに決めました。
カタログはたくさんあるものの、どこに決めたらいいのか決められません。
多いからこそ迷ってしまうパターンです。
結局、リフォームを頼んだのは
リフォームのことが気になりつつ、日々の仕事に終われて、あっという間に半年が過ぎてしまいました。
こうなっては、家族だけで悩んでいても仕方がない。
4年前に家づくりワークショップに参加したことを思い出して、その縁を頼ることにしました。
ワークショップの講師を担当していた一級建築士へ連絡を取ることに決めて、メッセージを送ります。
まずは相談できそうなご返信をいただいたので、ようやくリフォームがスタートしました。
リフォームで断捨離したい
リフォームをする場合、いろいろな手段があると思います。
住宅メーカーに依頼する場合や、知り合いにお願いする場合。
我が家の場合は、全く予備知識がなかったので、一級建築士へ相談し、スタートとなりました。
結果、1)リフォームデザインを決める、2)施工業者を決定する、という流れになりました。
リフォームを開始するにあたり、聞かれたことは
「このリフォームで、どんな時間、気持ち、感情を手に入れたいか」
一番の希望は、要らないものを処分して、スッキリとした空間を手に入れること。
自分の親、夫の両親を見送った後に残された様々な物を処分するのは、本当に大変でした。
私たち夫婦が他界した後に、できるだけ子供達に負担をかけたくない。
元気でいるうちに片付けられるものは手当てしておきたい。
リフォームは生前整理のスタートとも、聞きました。
あれも、これも、一気に手放してしまおう。
断捨離もできそうな、今回のリフォーム。気分が上がってきた2020年6月です。
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