初めてスコーンをいただいた時に添えられていたクロテッドクリーム。
その美味しさに驚き、ハマりました。
バターでもない、生クリームでもない。クロテッドクリームとは？
クロテッドクリームとは
そもそもクロテッドクリームとは何でしょう。
ウィキペディアによると
イギリスの南西部・デヴォン州で2000年以上も前から作られてきた伝統的クリーム。ジャムとともにスコーンに付け食べられるのが一般的である。
脂肪分の高い牛乳を、弱火で煮詰めたものをひと晩おいて表面に固まる脂肪分を集め作られる。脂肪分は60%程度であり、バター（80%）よりは低く、生クリーム（30〜48%）よりは高い。
乳製品というと、冷蔵するものという先入観が私にはあります。
牛乳を煮詰める。この作り方を知った時、牛乳を煮るの？とびっくりしました。しかも完成品は要冷蔵商品。おもしろいですね。
バターでもなく、生クリームでもないこの味わいは、煮詰める工程があるからこそなのですね。まだ召し上がったことのない方にはぜひ試していただいたいと思います。
もっと簡単にクロテッドクリーム。作り方は？
家庭でも手作りできるクロテッドクリーム。
作り方もクックパッドなどにレシピが公開されています。
オーソドックスに牛乳を煮詰め、一晩冷やし固める方法もありました。
が、もっと簡単に作れないかしら、、
ありました！
用意するものは、乳脂肪分のできるだけ高い生クリームと広口の空き瓶のみ。
生クリームをよく冷やしたら、空き瓶に入れます。
しっかり蓋を閉めたら、ただひたすら振り続けます。
2分程度でホイップクリーム、その後も振り続けて5−6分程度でクロテッドクリーム。しっかりスプーンがささる程度、柔らかめのクリームチーズくらいの硬さで出来上がりです。この後、振り続けるとバターになってしまうとか。
市販のクロテッドクリームは、なかなか手に入りにくいもの。
そんな時は、こんな風に簡単に手作りできる方法を知っておくことは役に立ちそうです。
市販のクロテッドクリーム、種類は？
一度はスコーンと共に試していただきたいクロテッドクリーム。
取り扱っているスーパーや店舗、お取り寄せもあります。
見つけたら食べ比べも楽しそうですね。
・中沢クロテッド 中沢乳業
・英国伝統のクロテッドクリーム タカナシ乳業
・クロテッドクリーム 十勝しんむら牧場
・クロテッドクリーム Rodda’s
スコーンとクロテッドクリームでクリームティー
クロテッドクリームを調べてみると、アフタヌーンティーでは欠かすことのできないスコーンとクロテッドクリームの組み合わせをクリームティーと呼ぶそうです。
クリームティーなら、気軽に家でも楽しめますね。
スコーンとクロテッドクリーム、お気に入りのジャムを用意して、ちょっぴり上等な茶葉で紅茶を入れたら、イギリス風を味わえるかも。
クロテッドクリームとジャムはどう載せる？
クロテッドクリームは別名があるそうです。
産地名にちなんだもので２種類、
デヴォン地方の名産はデボンシャー・クリーム
コーンウォール地方の名産はコーニッシュ・クリーム
そして地方ごとにスコーンへのトッピングの順番にこだわりがあるそう。
スコーンを半分に割るところまでは同じです。
デヴォンスタイルはスコーンにクリームをたっぷり載せるために、まずクリームを載せます。その上にジャムを載せていただくスタイル。
コーニッシュスタイルは口の中でクリームを最初に感じられるように、ジャムを載せた上に、クリームを載せていただくスタイル。
どちらを選ぶかは、お好みですよね。
私はあったかいスコーンの上にクロテッドクリームを載せると溶けてしまう気がしてジャムを載せて、クリームを載せるコーニッシュスタイルが多いかも。載せやすさはクリームを載せてからジャムを載せるデヴォンスタイルに軍配が上がりそうです。
味わいも考えて食べ比べるのも一興ではないでしょうか。
そして、クロテッドクリームもジャムも載せる！これがコツです。
塗るのではなく、載せるもの。
クリームティーを楽しむ時はダイエットは忘れて、たっぷり載せて、大きく口を開けていただきましょう。
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