英国の貴婦人の午後の社交として始まったアフタヌーンティーは
裕福さの現れでにあり、お高いイメージもあるのですが、
最近では日本でも気軽に楽しめることから若い女性達の間で注目を集めています。
サンドイッチやスコーン等の軽食やスイーツが華やかに並び
いざ食べようとなると、どこから手を付けて良いのか悩んでしまいますよね。
実は、アフタヌーンティーにもきちんとマナーや食べ方があります。
今回は高級ホテルでも恥ずかしくない、アフタヌーンティーの食べ方をご紹介します。
ホテルでアフタヌーンティー、食べ方の前に気を付けたいこと
アフタヌーンティーの流行により、
飲食だけを目的として高級ホテルを訪れることが多くなりました。
しかし本来ホテルは宿泊を目的として利用する施設で
一流ホテルの宿泊者は日本でセレブと呼ばれる人も多いはず。
そのようなセレブが出入りするホテルに行くことになるので
まずは気を付けたい「身だしなみ」についてです。
とはいえ、パーティードレスのような華やかな服装をする必要はありません。
自分に合った綺麗目な服装を選びましょう。
Ｔシャツやジーンズ等のカジュアルすぎる格好や露出の高い服装は避け、
清潔感のある女性らしい服装が望ましいです。
また、ホテルには荷物を一時的に預けるクロークがあることが多いのです。
コートやマフラー等かさばるものは先に預けて置くと、身軽で便利。ぜひ、上手に活用したいですね。
アフタヌーンティーの食べ方、3つのお皿の順番は？
アフタヌーンティーと言えば、
目の前にドーンと置かれる3段のセットをイメージする方が多いのではないでしょうか。
元々は一皿ずつ運んでくるスタイルだったのですが、現在では3皿が縦に並ぶセットで出てくるスタイルが一般的です。
この3皿にはそれぞれ盛られるメニューがおおよそ決まっています。
食べる順番も決まっており、一番下の段→真ん中の段→一番上の段です。
1番下の段はサンドイッチやキッシュ等が盛られるお皿。
まずは軽食を頂きます。いわゆるセイボリーです。
英国のフード至上最高傑作と言われたサンドイッチは
食べやすくて様々な味を楽しめることから日本でも親しまれていますよね。
真ん中の段にはスコーン等の焼き菓子が盛られています。
スコーンに付けるジャムや生クリーム、クロテッドクリームなど数種類付いていることが多いので味の変化も楽しみながら、温かいうちに頂きましょう。
最後に一番上の段。お待ちかねのスイーツ！
ケーキやフルーツ・マカロン等が綺麗に並べられています。
一皿食べきる前に次のお皿にうつることはマナー違反とされています。
また、アフタヌーンティーを一緒に楽しんでいる相手と同じペースで頂くこともポイント！会話も楽しんでいれば、食事のペースも合わせられそうですね。
アフタヌーンティー スコーンの食べ方
英国菓子の王様と言われるスコーン。
紅茶とも相性の良い焼き菓子で、スコーンを楽しみにしている人も多いはず。
スコーンはそのまま食べても素朴な味で美味しいのですが
せっかくなのでジャムやクリームと合わせて頂きたいですね。
クリームは生クリームもいいけれど、クロテッドクリームならもっと良い。
まずスコーンはスタンドから手に取り一度自身のお皿に置くのがマナーです。
スコーンが真ん中からパックリ割れているようなところ、狼の口と言われるそうです。
そこから半分に割り、ナイフを使ってジャムやクリームを乗せます。
ジャムから乗せるか、クリームから乗せるか…英国ではどちらを先にするか、好みが分かれるそうです。
個人的には、先に味の濃いジャムを塗って、上にたっぷりクリーム…のデヴォン式が好きです！
アフタヌーンティー キッシュの食べ方
キッシュは野菜やキノコ類がデザートパイのような感覚で頂けて、満足感もありますよね。
ただ、崩れやすく綺麗に食べるのは少し難しい…
キッシュはナイフとフォークでカットして食べるのが理想ですが、フォークだけでも問題ありません。
キッシュに限らずですが、かぶりつくのはマナー違反といえそうです。
アフタヌーンティー クロワッサンの食べ方
パンの中でも綺麗に食べることが難しいクロワッサン。
クロワッサンは端から一口大にちぎって口に運びます。
そのままパンにかぶりつくのはNG。
クロワッサンはどうしてもパンくずが落ちてしまいますが
お皿の上に落ちたパンくずを拾って食べることもマナー違反です。
うっかり拾ってしまいたくなっても、ここは我慢ですね。
アフタヌーンティー ケーキの食べ方
アフタヌーンティーには小さめの可愛いケーキが数種類出てきて
どれから食べようか迷ってしまいますね。
もちろん、どの種類から食べてもOKです。
好きな順番で頂きましょう。
ただ、食べきる前に次のケーキに口を付けるのは上品とはいえないですね。
いかがでしょう？
今回はアフタヌーンティーの食べ方・マナーをご紹介しましたが
最近のアフタヌーンティーは様々なカタチで提供されています。
定番のサンドイッチやスコーンがメニューになくお寿司等の和食が並んだり、
スコーンとケーキが同じ段に並べてあったり、
3段セットではなくワンプレートだったり…
気軽にアフタヌーンティーが楽しめるようになった今、
そこまでマナーを気にしなくても問題ないかも。
ただ、食べ方や歴史を知っているとより美味しく感じることもありそうです。
少しだけ勉強してから行ってみるのもオススメです。
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